ALWAYS 三丁目の夕日
【監督】 山崎貴
【キャスト】 吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、三浦友和、もたいまさこ、薬師丸ひろ子
【衣装デザイン】 水島愛子(みずしま・あいこ)
【原作】 西岸良平「三丁目の夕日」(小学館 ビッグコミックオリジナル)
【公式サイト】
http://www.always3.jp/
1958年(昭和33年)設定の映画「ALWAYS 三丁目の夕日」は、白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機の3種の神器とオート3輪車や東京タワーが、移り行く東京を丁寧に描いている。車が少ない路地には、駄菓子や飲み屋、タバコ屋、民家が軒を連ね、のんびり暮らす姿があった。
その一方で、まだまだ野蛮で、暴力に直接訴える日常生活を垣間見ることが出来た。ヒステリックなまでの男達の言動は、ノスタルジックな気分にかき消させているが、重い心の闇の部分かも。今と比較すれば、理不尽な点やシャイな点が多く、もっと効率のよい恋愛や生活が出来ると思うが、その分、人情や愛情が深い。
飲み屋の女将を演じた小雪のスタイルは、当時の派手で開放された女の象徴のように思える。戦争中、国民服や地味な服を無理やり着せられていた少女達が、女を演じられる幸せを感じていた。二度と愚かな男達の起こした戦争などに巻き込まれたくないという信念が、派手で明るく大きな柄のワンピースやスカートに現れているように感じた。