RIZE
ロサンゼルスといえば、ビバリーヒルズやハリウッド、サンタモニカ、古着屋さんが多いメルローズストリートなど観光地として有名な街。そんな平和で裕福な生活とまったく別の社会がある。あり地獄のように這い上がれない貧困社会が存在する。絶望的な生活から這い上がろうと立ち上がったピエロの扮装をし、ダンスをする「
トミー・ザ・クラウン」が出現。
LAのサウスセントラル地区は、貧困層のゲトーで育った若者達は、ギャングかダンスかの二つしか選択肢がないとさえ言われている。「
ライズ」は、ドキュメンタリーである。道を歩いているだけで、子供でも銃で撃たれる現実。アメリカは、人権という名の元に、世界中に戦争を仕掛けているが、国内の貧困層を救うことが人権擁護になると思う映画である。1992年に起きた
ロス暴動のままの状況。
富める者は益々富み、貧しき者は地獄の果てまで貧しくなる社会。最も近代化した国家の現実。日本も同じ方向に向かっている。孤立する国家の断末魔を見ているようだ。救いは、それでもダンスに夢中になって、情熱を傾けている人たちの姿だ。
監督:デヴィッド・ラシャベル